2013年 11月 18日
♪人生 楽ありゃ 苦もあるさ~~♪
2日前に遠野でも初雪があり、荒雄川周辺の山々も雪に覆われて、朝日に白く眩しく美しく輝いていた。
さて本日のテーマは、人も魚も数が少ない上流部で、多分、絶対、必ず起こるであろうコカゲロウのハッチに期待を寄せて、ドライのミッジでじっくりライズゲーム!という予定なのでした。
何と言っても、でかいニジマスをこの目に見ながら、時折起こるライズに心躍らせ、あーでもないこーでもないと小さなフライを取っ替え引っ換えし、やっとの事で銜えさせた時のヤッタぜ!感ときたらそりゃもう最ッ高!なのであります!!
そんな楽しみ方が出来るのも、荒雄川の、この時期ならではのお・も・て・な・し!楽しまないテはありません。
という事で、最上流部から目を皿のようにして魚影を探しつつ釣り下って行くと、早速いました、しかもデカイ。
しかしここはさっきまで誰かが攻めていた場所。
少し落ち着くまで、もう少し浮いてくるまで、他の釣り人が近くを通らないようにバリアを張りつつじっくりと待つ事にします。
暫らく観察していると小型のガガンボやユスリカが舞っており、何となくコカゲロウも出てきそうな気配。
と程なく安心したのだろうか、55君が思惑通り中層まで浮いてきて、何やら啄ばむ様子も見えた。
更には奥の方の葦や木の影から、いつの間にやらまあまあサイズも何匹か出て来てそれぞれがお気に入りの場所に定位し、のんびりと泳ぎ始めた。
さてと、では始めましょう。
まだコカゲ類は見えなかったものの、まずは結んでいたオオコカゲ・グレーソラックス14番をそのまま流す事にする。
ドラグが掛からなければ一発で出る、と信じて。
ポトリと・・・上手く流れた・・・よし出ろ!ギャボッ!ガバガバガバガバガバザバ~~~ン!物凄くシゲキ的な吸い込み音を響かせつつもんどり打ってヤツはジャンプしニセモノを思わず銜えてしまった自分に苛立ちながら烈火のごとく怒り出してゴンゴンと暴れブツリとした手ごたえを残してあっという間にティペットが、切れた。
・ ・ ・ すげえ ・ ・ ・ しばし呆然。
ちょっと冷静になってから、やっぱあのサイズには06じゃ駄目か08にしておけば良かったな、などと反省してみても後の祭りなのであった。
しかし3分後。あれ?もうみんな落ち着いていてる?しかもさっきよりちょっと増えている感じ?
どうやらさっきの騒ぎで皆警戒するどころか、逆にぼんやりとしていた連中の活性が上がったようだ。
じゃあ下流に浮いてる50ちゃんにもさっきと同じフライを、ぽとり。
よっしゃ喰った!スポンと吸い込みグネグネグネ、おおっと意外とデカイな55あるかも。
周りには、何だ?どうした?どこ行くの?って感じで3匹ばかりお供も付いてきた。
よしよし良い子だこっちにおいでーギュギュ~~~ン危ないっ!リールがニャ~~~!チョリチョリチョリ、ふぅ~~。
またしても手元に来てからギュギュ~~~ン!リールがニャ~~~なんと凄いトルクダッシュ力!そーれチョリチョリチョリ、ふぅ~~。
またまたニャ~~~!チョリチョリ更にニャ~~~~~!あっ!やめギュギュギュ~~ンぽん!抜けた?!あ、切れたのか・・・ちぇっ。
どうやらこれも見た感じよりもデカかったようで、でもやっぱり06でいいや、なんて思ったのが甘かった。
だって、いつもは06で大丈夫なんだもん。
しかし主導権を全く取れないままの2連敗、しかもデカイヤツばかり、幸先悪し。
なんだなんだよ頼むよ全くもう!ちゃんとしろ、俺っ!!
気合を入れて、今度こそはと確実に08を継ぎ足し、落ち着けオレと言い聞かせ、そしてまたまた3分後、川中を覗き込むとやはり魚達の方が俺より先に落ち着いていた。
しかも更に活性は上がったようで、中層をうろつき始めたやつが何匹も見える。
フライはさっきよりもワンサイズ落として16番のコカゲソラックスの暗めバージョン、そして浮いていたやつらの中の1匹が、ちょっと怪しみながらもすぐに喰ってきた!
まずは最初のひと暴れをなんとか凌ぎ、素早く慎重にラインを収納し、ポンピングでゆっくり寄せに掛かる。
周りにはまたまた2・3匹のお供を連れながら、そいつはじわじわ寄って来た、45ぐらいのオスかな。
そしてまたまた手元に来てから反転猛ダッシュ!静かなプールにニャ~ニャ~と鳴り響くリールのドラグ音!手首に肘にズシンと掛かるレインボーの重量感!イイねぇ~~!たのし~~っ!!サイコーーッ!!!
で1匹目はコカゲソラックス16番にてようやくキャッチ!
※以下、画像の魚と文章は必ずしも一致している訳ではありません。また写りの良かった画像だけを使用しています。
で2匹目は、10分近くのインターバルを取って、14番の細身ブラウンソラックスにてドン!
で3匹目は、流石に皆怪しみ始めたので、目先を変える意味も含めてカメちゃんにてドン!
そしてついには、魚影が濃くて活性も高いのを良い事に、最初のテーマは何処へやら。
あれこれテスト・実験・予習・復習・検証をして楽しむ事にしたのでありました。
以下備忘録。
バレた!×6
今回初導入のVA2100はTM100BLに比べて格段に浮きは良いし、晴れた日のプールでスレ者相手には良く効くが、掛かってから10秒以上経ってからのバレが多発した。
キャッチできたのは全て口の奥中に刺さっていた場合ばかりだったので、バレの原因は口周りに掛かった場合にフックゲイプが広がってしまうのが原因のようだった。
VA2100の常用は不可とするが、どうしても喰わせたい場合に限り、バレを覚悟で使用する。
切れた!×4
余裕ぶっこいてロッドを左手にカメラを右手に撮影してたら、走られた際にスプールをサミングする事が出来ず、廻るリールノブに小指が当たって2回も切らしてしまった。油断禁物。
なお06は、新品をしっかりと結べば50以下には常用可能。ただし、キズこぶ等のチェックはこまめに。
抜けた!×4
ドライに警戒し始めた時に使った3761は、やはりスッポ抜けや瞬間的なバレが多発するため、今後の常用ニンフは100で巻く事にする。しかしシビアな時用として3761も常備する。
またカメちゃんに100の16番ではすっぽ抜けやすくなるので、今後は14番で巻く事とする。
大丈夫!
検証のために結構ギリギリの耐久力で作ってみたこのロッドのカーボンスピゴッドフェルール。結構な数のレインボーを掛け、わざと走らせたり煽ったりしたのに今のところ全く問題なし!
製品版はもう少し余裕を持たせるので耐久力テストはこれにてOK!
追加放流?
今回上流部で釣った魚達は、最近放流されたものが多かったように思う。
下流の黄色いタイプに比べて緑色が強く、サイズも胴回りもパワーもワンランク上だった。またそれらは下流部に放流された魚とは違う養魚場のものだと思われる。
しかし放流場所については、もっとポイントをばらけて放流してほしいものだ。善処を願う。
曲がった!×1
ダメかな、と思いながらも使ってみたグラブフックのVA2200はやはり10秒のファイト後バレて、見るとフックが伸びていた。今後は使用不可とする。
走らされた!×3
今回ファイトが5分以上掛かったヤツが何匹もいた。手元に来てから何度も走るやつばかりで、堰堤ブロックの上の渦の中にまでもつれ込んでしまったのも3尾いたが、それらは何とか獲る事が出来た。スリリングで超楽しかった!
60君!
10分近く粘られた60君には、最後には飛沫を上げて倒木の中に逃げ込まれ、勝負には負けてしまったが、超楽しかった!
ジャンプした!×4
切られたりバラしたりもしたけれど、久しぶりにジャンプするレインボーのファイトが楽しめて超楽しかった!
ヒレピン!×2
これは、ノーカウントの年小ちゃん。ヒレピンは荒雄生まれの荒雄育ちである証拠。
がんばっておおきくなっておくれ。
出なかった!
午後2時ごろ、コカゲがぱらぱらと出てきたおかげで待望のコカゲソラックス・ミッジゲームが出来て超楽しかった!
が、ソラックスに飽きられないように、以前好評だったデルタウイングや矢印スペントを使ってみたものの、チラ見はするけど結局1度も出ずじまいだった。何故?たまたまか?確かにスペントは見えなかったけれど・・・これは次回までの宿題。
カメちゃん!×4
年長さんは飛び出して喰ってくるものの、新人さんは頭に?マークを付けて寄って来て、悩んでからかじってみる、ってパターンが多かった。
そして前回の宿題の答え合わせ・・・つまりは、放流されたばかりの連中はカメムシは見た事も喰った事も無い&今年はカメムシシーズン中増水していたため記憶に薄い&今年はカメムシそのものの発生量が少なかった、って事の様なのでした。
温泉?
ポイントのプールの川底に、温水の出ている場所発見!
岸に上がってインターバルを取っていると、ブーツが気化熱によってどんどん冷たくなって行くけれど、そこに入れば足先の冷たさは取れてくる。しかしひざ上以上の水深があるために、踝から上の冷たさと水圧による足の攣りはなんともならず。
実は・・・その1
実は先週も来ていたんだけど、デジカメカードの入れ忘れのためにブログUPはしていませんでした。
結果としては、開始直後にティペットを切らしてしまい、車の中にあった10年以上前の古い7Xのナイロンティペットの使用を余儀なくされ、予定していた場所にはことごとく人が入っていてなかなか動いてくれず苦戦を強いられ、何とか6匹掛けたもののやはり切られてキャッチは2匹という、非常に不満の残る1日だったのでした。
でも魚の溜まる新たなポイントを1ヶ所発見できたので良しとしましょうか。
実は・・・その2
結局飲まず食わずで6時間、切れやバラシを多発させたものの17尾もキャッチ出来て大満足!!で終わるはずだったのでありました、がしかし!
帰り道、水沢でラーメン食おうと思ったら財布が無い!いっくら探しても無い無い無い!無いモンは無いっ!!で結局、川原でズボンの着替え途中に落としたんじゃないか?って事で、2時間掛けてまた荒雄まで戻るハメに。
そしたらありましたよ荒雄の川原に、冬の凍り付いた真っ暗な夜空の下に、すっかりとしゃっこくなっちゃったおいらの可哀想なおさいふちゃんが、ぽつん、とさ。 ああああ良かった!一安心。なんたって、ウチのかあちゃんが一番怖いからねぇ~~。
今回の教訓
結局のところ ♪人生 楽ありゃ 苦もあるさ~~♪ って事ですかね。
さて何位?┐(^_^;)
by koubouquest
| 2013-11-18 12:52